【核心解説】「歴史を考えるとは?」
皆さん、こんにちは。
本日は、
「歴史を考えるとは?」
と題して、歴史について考えることの意義について、考えを述べてみたいと思います。
「NHK 歴史秘話ヒストリア」では、歴史研究における新事実の発見や、歴史における隠された人間ドラマなど、毎回、歴史に関わる様々なテーマについて、井上あさひアナをナビゲート役として、金曜8時からNHK総合で、約45分の枠で放送されています。
歴史とは、その時代その時代を生きてきた、人々の様々な営みの残した痕跡であり、私たちがこうしてブログを読んでいる瞬間も、その一刻一刻が歴史として刻まれていきます。
未来志向の視点から見た、歴史について考えることの意義の一つは、過去に起こった出来事やその顛末から、将来のビジョンをいかに立てればよいかを考える上での羅針盤としての役割があります。過去にこのような失敗をしてしまった、では今度は、このような失敗をしないためにこういう方針で行こう、とか、過去にこういう事例で大成功した、では、今度は、こういう改善をさらに加えて、さらなる成功を実現しようとか、歴史について考えることは、単に歴史に対する興味だけではなく、このような教訓を私たちにもたらしてくれる一面もあります。
また、情報化が進んだ今は、この時こうしていれば、こういう結果になったかもしれないということに早く気づくことで、現在進行していることも、より良い方向に軌道修正が可能になる場合もあるでしょう。
歴史が、社会科学の一分野としてあるとすれば、歴史的事実の探求、歴史的事実からより良い未来への方向性を認識科学的アプローチを用いて導きだすことに焦点を置いた、未来志向の科学的歴史学の展開も、今後ますます注目されてくる分野になってくるのではないでしょうか?