続・現代をみる

NHK Commentator No.7 Official Blog

文化拠点としての「古都・京都」の魅力を日本の振興にどうつなげるか?

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文化庁の京都移転に向けた準備が進む。

 

古都「京都」「奈良」は、日本の歴史的な文化が詰まった都市である。日本古来の文化を保存し、振興し、また、発信していく上では、「京都」はまたとないシンボル的役割を発揮するだろう。

 

日本の観光戦略の上でも、「京都」「奈良」の文化都市拠点化は、非常に有効であると考えられる。「京都御所の観光資源としての有効な活用」、「寺社めぐりと仏教思想の紹介の関連付け」、「公園整備」、「日本の伝統音楽の紹介」など、いろいろな切り口から、日本の伝統文化発信基地としての「京都」「奈良」のプロモーション強化が必要だろう。

 

また、日本各地の有形・無形文化財の魅力を再発見するための取り組みも重要になってくるだろう。科学技術立国ももちろん重要なポイントではあるが、文筆も含めた文化交流・文化発信・文化振興による内外における波及効果をうまく日本の成長につなげられれば、心の豊かさと、経済活性化の両方が達成できるのではないだろうか?