続・現代をみる

NHK Commentator No.7 Official Blog

【核心解説】「日本経済の回復基調の行方」

皆さん、こんにちは。

 

今回は、

 

「日本経済の回復基調はこの先どのような見通しになるか」

 

について、考えを述べてみたいと思います。

 

日本は、大規模な金融緩和政策を継続していて、マネタリーベースも十分な量となっているとされています。経済好循環とデフレ脱却を大目標に、各種の経済・金融政策が講じられてきています。国内要因としては、経済好循環・デフレ完全脱却の具現化にとって十分すぎる環境が整備されてきています。むしろ、注意しなければならないのは、外的要因による経済変動の影響でしょう。外的要因で、特に影響が大きいのは、アメリカ・EU・中国・ロシア・アジアで、また、中東情勢も一定程度絡んできます。

 

もちろん、国内要因としては、経済・金融政策による環境整備・各種支援のほかにも、AIやiPSをはじめとする先端技術の開発・産業適用による利益最大化・収益化・労働環境改善・生産性向上など、民間企業の活動環境改善とその活力UPが、日本経済回復に大きく影響してきます。

 

日本経済への作用要因が変化・複雑化してくる中において、いかに経済回復へのベクトルを合わせ、より効果的かつよりシンプルさを兼ね備えた、強くしなやかな日本経済の体制を、改善を重ねつつ構築していくかが、今後のカギの一つになってくるでしょう。

 

全体的に見れば、一定の不透明さはあるものの、見通しとしては明るい方向にあるのではないかと思います。

【核心解説】「米トランプ政権発足後の世界経済戦略はいかにあるべきか?」

皆さん、こんにちは。

 

本日は、

 

「米トランプ政権発足後の世界経済戦略をどのように考えていったらよいか」

 

について、考えを述べてみたいと思います。

 

まず、世界経済に関して。

 

良くも悪くも膠着気味だった経済情勢については、動きが見られると思います。トランプ政権の「アメリカ第一主義」政策が、世界経済全体の成長と安定に対して、プラスに働くかどうかは、経過観察してみないと何とも言えませんが、中国と日本の世界経済に対する役割といいますか影響は、相対的に上がってくると見ています。また、世界経済全体における、各国の存在感も、相対的に上がってくるでしょう。

 

また、新たな動きとして、従来型の資本主義的イデオロギーの質的改善が進んでくるでしょう。改良型資本主義と言いますか、社会経済システムの本質的改善が進んでくると思います。「格差・貧困」をはじめとする、社会の構造的問題に関しての最適解は、様々な人たちによって検討が重ねられていますが、その努力の結実が見えてくるでしょう。

 

さらに、宇宙と経済成長の関連性が、深くなってくるでしょう。「宇宙経済学」なんかおもしろそうですね。

 

様々な動きを包摂して、2017年の世界経済を「ウォッチ」していきたいと思いますよ。