AI開発が次に目指すところは何か?

AIは既に、囲碁・将棋・チェスの対局において、人間のプロ棋士を凌駕した。AI開発の次に目指すところは何であろうか?

 

囲碁・将棋・チェスは、人間の頭脳活動の上でも特殊な活動に分類されるものであるが、その戦略的思考回路は、企業などの経営判断や各種の状況判断にとってもベースとなるものである。今後は、一種カオス的な状況にAIがどう対応することができるかが、焦点の一つになりうるだろう。

 

文章作成や、楽曲作成、絵画などのクリエイティビティが要求される領域においても、既にAIが進出してきており、その住み分けが問題となりつつあるが、AIが人類社会において、どのような役割を果たし、人類にとって生産的な仕事をするか、ある程度厳密な定義づけを行い、人類とAIの共存する一種の新しい社会秩序を構築していく必要があるだろう。法規制により対応する必要も当然生じると思うが、AIに法理学的側面を理解する適応力を持たせることは、果たして可能だろうか?複雑に見える法体系も、実際は人間が構築したものであるから、AIが対応することも十分可能であると思う。ただ、AIの創造性が人類の構築した法体系を超越した時にどのような状況が起こるかは、推測の域を出ないが、そのような状況も十分あり得るだろう。

 

そのような危惧よりはむしろ、地球上の解決困難な各種課題に対して、AIを有効に活用し、解決に導くことを考えたほうが健全と言えるだろう。それは、開発者の良識と制御能力に負うところが大きい。脳科学とコンピューターサイエンスは、既に認識科学的に人間を超越するところまで来ているのである。