【続・現代をみる】

「戦略的時事分析部門 放送メディア通信戦略局」 ニュース解説、時事分析、提言

武力に依存しない治安維持・平和維持・平和構築は可能か?

皆さん、こんにちは!

 

今回は、「武力に依存しない治安維持・平和維持・平和構築は可能か?」と題して、平和実現のためにはどのような要素が必要かということについて考えてみたいと思います。

 

最近、アメリカで度々起こる銃乱射事件、世界の武力紛争、無差別テロ、北朝鮮の核開発・ミサイル発射など、武力・軍事力を背景にした威嚇や事件が多く起きるようになってきました。確かに、歴史的史実を眺めると、武力や軍事力による国家の建設や治安の維持が行われてきたという流れはあります。

 

しかし、高い生命倫理感が発達している現代社会において、人間が人間を武力や軍事力によって不当に威嚇・攻撃することは、果たして許容されることなのでしょうか?地球上の人類は、各々文化を有し、また、宗教的信仰も有しています。また、現代は、科学技術や医療技術も高度に発展し、適切にそれらを活用すれば、非常に充実した社会生活を送ることができるのです。

 

確かに、武力紛争が、多かれ少なかれ、経済的要因と絡んでいるという部分はありますが、基本的には、平和産業で利潤を追求するのが、高度経済成長期の日本的資本主義の成功例であり、また、今後は、宇宙開発・宇宙産業や、再生可能エネルギーの開発、水素社会の実現といったところに、ビジネスの焦点は移っていくでしょう。その前に、気候変動や異常気象などの地球環境破壊要因により、地球上の私たちの居住環境が破壊されてしまっては、元も子もありません。また、宇宙も未来永劫安定したものではなく、活発に活動しています。

 

そのような、よりマクロな視点で平和構築を考えたとき、果たして、私たちは、武力・軍事力を用いて争っている暇はあるのでしょうか?SFのように、時間を操作できる可能性は置いておいたとしても、時間は無限ではありませんし、やることはたくさんあるはずです。国家防衛のための最低限の防御策は必要なのかもしれませんが、それを積極的に威嚇や攻撃のために使うことは、百害あって一利なしでしょう。

 

国際社会は、このような高い倫理観を共有し、積極的に「武力に依存しない平和構築」という理念を掲げるべきなのではないでしょうか?